忍者部隊月光

忍者部隊月光
忍者部隊月光

『忍者部隊月光』(にんじゃぶたい げっこう)は、1964年(昭和39年)1月3日から1966年(昭和41年)10月2日までフジテレビ系で全130話が放送された、国際放映製作の特撮番組。モノクロ作品。吉田竜夫の漫画『少年忍者部隊月光』を原作として、時代を第二次世界大戦中から現代に、主人公たちの年齢を少年から青年に置きかえている。

正義と世界平和を守ることを目的とする「あけぼの機関」に所属する「忍者部隊」が忍術等の能力を駆使して悪事と戦う物語。「月光」は、忍者部隊の隊長の呼び名。

忍者部隊は、革ジャンパーにネットで覆ったヘルメットコンバットヘルメットとは異質。旧海軍陸戦隊落下傘部隊のパラシュート・ヘルメットを参考にしていると思われる。)着用、背中に日本刀を背負った独特のコスチュームで任務を遂行する。初期は迷彩色のコスチュームが中心で、緑色のジャンパーをその上に着こんでいたこともあった。季節や、任務によってコスチュームを変更するのは他の同様な番組にはない本作の特徴となっている。拳銃を使わず戦うのが基本。初期のオープニングでは、三日月(女性隊員)がダムの向こうにいる敵を拳銃で撃つと、月光が「撃つ奴があるか、拳銃は最後の武器だ。」と一喝する場面がある。

主な敵対組織は、忍者部隊と同様に忍術を駆使する「ブラック団」、科学技術を悪用する秘密結社「マキューラ」、妖術を操る「まぼろし同盟」。

基本的には子供向けの痛快活劇として作られているが、忍者部隊の中に志半ばで戦死してしまう者が出るなど忍者部隊の任務の過酷さも強調され、シリアスな作風だった。