月光仮面

月光仮面
月光仮面

月光仮面』(げっこうかめん)は、KRテレビ(現TBSテレビ)と宣弘社が制作し、『タケダアワー』第一作として1958年(昭和33年)2月24日から1959年(昭和34年)7月5日まで放映された、同名の覆面ヒーローを主人公とするテレビ冒険活劇番組。日本初のフィルム製作による国産連続テレビ映画である。川内康範原作。

川内作詞、小川寛興作曲の主題歌『月光仮面は誰でしょう』(歌は近藤よし子、キング子鳩会)と共に子どもたちの圧倒的な支持を受け、平均視聴率は40%、最高視聴率は67.8%(東京地区)を記録し、放送時間に銭湯から子どもの姿が消えたという。『月光仮面は誰でしょう』のレコードは当時の子ども向け楽曲としては異例の10万枚以上を売り上げる大ヒットとなった。

しかし、識者と言われる層からは評判が悪く俗悪視され、月光仮面の真似をして子どもが高い所から飛び降りて怪我または死亡する事故が続発し、新聞や週刊誌から「有害番組」だと批判を受け、1959年3月には『週刊新潮』を川内が提訴する騒ぎも起きた。この結果、1959年7月5日をもって打ち切りになった。最終回の視聴率は42.2%(東京地区)だった。